外来種 問題 : 「侵略的外来種リスト(仮称)植物」に関する意見 2-2

2.中央環境審議会の示す、外来種ブラックリスト(仮称)作成の目安

中央環境審議会の意見具申では、「外来種ブラックリスト(仮称)」とし、選定の目安を次のように整理している。

(参考4)外来種ブラックリスト(仮称)
愛知目標を踏まえ、特定外来生物の指定種に加え、我が国の生態系等に係る被害を及ぼす、又は及ぼすおそれのあるものであるが、

・一定の科学的知見はあるものの、特定外来生物の指定について、科学的知見の集積に努めることが必要なもの

・既に全国にまん延しており、今後保全上重要な生態系に侵入した場合の被害が懸念されるもの

・法指定によって大量に飼育されている個体が大量に遺棄される等の弊害が想定されるもの

・代替性がなく既に大量に利用されているが利用に当たっては注意を要するもの

・在来種であるが我が国における自然分布域外での導入により、生態系に係る被害が懸念されるもの

等の外来種をリスト化し、最新の定着状況や地域的な影響の差違も含めた生態系等に係る被害、我が国における具体的な対策の方向性、利用上の留意点等についてわかりやすく示すことを想定。平成 25 年度を目途に作成予定。

外来生物法の施行状況等を踏まえた今後講ずべき必要な措置について(意見具申)

 http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=21183&hou_id=16099

以上からは、「外来種ブラックリスト(仮称)」選定の目安として植物に係わるものを挙げると次のように示すことが出来る。

① 特定外来生物の候補種 (科学的知見の集積に努めるもの)

② 保全上重要な生態系に侵入した場合に被害が懸念されるもの(全国にまん延しているもの)

③ 代替性が無く既に大量に利用されているもの(利用にあたっては注意を要するもの)

④ 在来種であるが外国から導入したもの(生態系に係わる被害が懸念されるもの)

緑化工については、③④が重要な論点となる。③は、外来牧草に係わる問題であり、④は、(外国産)在来種に係わる問題と考えられる。

 以下、③ 外来牧草、④ (外国産)在来種 について述べる。

(文責:中野裕司)

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