緑化工技術 第27集
第27回緑化工技術講習会 2006(平18)年2月5・6日
1.治山緑化工の歴史と自然回復 櫻井正明(林業土木コンサルタンツ)
2.移入種法と在来植物、緑化植物流通の実態 入谷祐司(日本種苗協会芝・牧草部会)
3.法面における緑化植物利用と自然回復 吉田 寛(東興建設株式会社)
4.特定外来生物と緑化植物の取り扱い―牧草は本当に問題か― 中野裕司(中野緑化工技術研究所長)
5.森林の表層崩壊防止機能 阿部和時(日本大学生物資源科学部教授)
6.簡易貫入試験を用いた崩壊の恐れのある層厚推定手法 内田太郎
(国土交通省国土技術政策総合研究所砂防研究室研究官)
7.既存木を残地した法面保護のための根系分布深さの把握手法と法面保護工
長谷川秀三(ジオグリーンテック株式会社)
平成18年2月に発刊いたしました。内容は次のとおりです。
(A4判 156頁)
まだ在庫がございます。
@.治山緑化工の歴史と自然回復
櫻井正明(財団法人林業土木コンサルタンツ技術研究所)
「足尾銅山、普賢岳など治山緑化実施箇所における治山緑化工の実施と、その後の緑化植物の推移と自然回復状況について言及し、緑化植物の有用性について解説する。」
A.移入種法と在来植物、緑化植物流通の実態
入谷祐司 (社団法人日本種苗協会 芝・牧草部会)
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「緑化植物の流通の実態、国内産種苗、地域性種苗としての在来植物を流通させるための解決すべき課題について解説する。
B.法面における緑化植物利用と自然回復
吉田寛(東興建設株式会社土木事業部技術開発部)
「法面における牧草を中心とした緑化植物使用の実態とその効果について解説する。」
C.特定外来生物と緑化植物の取り扱い―牧草は本当に問題か―
中野裕司(エコサイクル総合研究所/中野緑化工技術研究所)
「環境省外来生物専門家委員会(植物)、環境省、国土交通省、農林水産省による緑化植物の取扱に関する研究会の動きと、その中で述べた牧草を中心とした緑化植物の必要性、特に今後増大が予想される大規模災害地などの復旧に対する牧草の必要性について述べる。」
【掲載記事訂正のお知らせ】
緑化工技術―第27集―の掲載記事に誤りがありました。お詫びをし次のとおり訂正させていただきます。
1.71頁中段「要注意外来生物(緑化植物)」表中の「シバムギ」の1行(和名欄、被害の概要欄、備考欄とも)を削除する。
2.84頁上から3行目「シバムギ(レッドトップ)」を削除する。
D.森林の表層崩壊防止機能
阿部和時(日本大学生物資源科学部教授)
「樹木の根系による斜面表層の崩壊防止機能について解説し、その力学的モデルについて述べる。」
E.簡易貫入試験を用いた崩壊の恐れのある層厚推定手法
内田太郎( 国土交通省国土技術政策総合研究所)
「崩壊の恐れのある急傾斜地の層厚、及びその空間分布を、最近開発された簡易貫入試験を用いて推定する手法について解説する。」
F.既存木を残地した法面保護のための根系分布深さの把握手法と法面保護工
長谷川秀三(ジオグリーンテック株式会社)
「既存木を残地させたまま法面保護を行うための既存木の根系侵入域の推定に関する調査方法と法面保護工のあり方について解説する。」